夏休みの前と後とで、模試の英語や数学の偏差値が10ぐらい上がっても、僕は特に驚きません。
もちろん、うれしいですから、その生徒と一緒になって大喜びしますけど、驚きはしません。

ところが、それが国語の偏差値となると、話は違います。

でも、偏差値10アップを国語で達成した生徒が、過去に数人います。
今回は、そのうちの一人、Kくんのことを書きます。

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Kくんは、運動系のクラブに入っていたため、そして中2までは定期テストの成績もそこそこ良かったので、塾の時間を増やして「読解力養成」をすることは、できていませんでした。
ところが中3になった1学期の実力テストで、英語と国語の成績が悲惨なことに・・・。

僕は彼と彼のお母さんに、大胆な提案をしました。
期末テストが終わり、7月に入ったら、塾では英語と国語だけに絞りましょう。

特に夏休みは、普通の中3受験生は100時間のところ、時間外に50時間ほど増量して、毎日英語と国語。
その年の春に導入した「英語特訓マシーン」と、前年から導入していた「国語力・超養成プログラム」を、来る日も来る日もやってもらいました。

9月になって、普通の授業に戻しましたが、9月15日に受けた五ツ木模試の結果がすごいことに。

7月15日分の成績は全科目、偏差値が52~55におさまっていました。
9月15日分の成績は、国語10アップ、英語12アップ、理科11アップ、社会12アップ。
数学だけは(塾では全くやっていなかったため)変化なし、でした。

注目は理科と社会。Kくんは塾では全くやっていなかったのです。
本人にたずねたところ、「学校の夏休みの宿題しか、理科・社会はやってません。」とのこと。

「じゃあ、なんで理科も社会も、ぐっと成績があがったんやろか?」

「先生、模試を受けたとき、前と違って、問題文の意味がすらすら分かって、何をきかれてる(問われてる)か凄くよく分かったから、めちゃ答えやすかったんです。」

国語が「最重要科目」だということが、この例で納得していただけますでしょうか。

彼のその後の模試の結果ですが、結局最後まで、数学を除く4教科の偏差値は60台。それも少しずつ上がってゆきました。

数学の成績がどうなったか、ですか?

その後ちゃんと指導し、彼も一所懸命にやってくれましたので、最後には偏差値が60台になりました。