自分自身、まだまだ「感謝」が足りないなぁと思うことが多いので、自分のことは棚の上にあげておいて書きます。 ww

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高校受験生や大学受験生に多いのですが、受験が近づいてくると、家で荒れて親御さんとドンパチやる子がいます。
塾に来た生徒の顔をみて分かることが多いですが、遅かれ早かれ親御さんから僕の耳にも伝わります。

生徒に「最近、家でどない?」って訊ねてみると、たいがい「親のせいで、兄弟のせいで、まわりの環境のせいで、勉強がうまくいかん。」などという答えが返ってきます。

その場は、「そうかぁ、そりゃ大変やなぁ。でもまぁ大抵みんな、そういう悩みは抱えてんで。ただ、自分がほんまにやりたい勉強やったら、まわりがどうあれ、貫けるはずやなぁ。」ぐらいに言うておきます。

何日かして、落ち着いてきた頃を見計らい、
「あのなぁ、試験の時になぁ、運を見方につけるコツがあんねんけど、聴いてみたい?」
とか、振ってみます。たいがいの生徒はすぐ乗ってくる。
しばらくは教えません。じらします。 ww
その子が本気で聴きたくなるまで、待ちます。

「最近も家でドンパチやってたみたいやけど、それ最悪。一番運が悪くなるんやなぁ。
 気持ちは分かるで。先生もその昔、親と何回もドンパチやったもん。
 そやけどな、わざわざ損な方にいくのは、賢くないやん。
 誰が悪い、誰のせいで勉強が上手くいかん、とかいうててええことあるか?
 ええことないよなぁ、損やなぁ。得しようと思たら、反対やればええよなぁ。
 そやから、嘘でかまわんからな、心の中で親に感謝やな。まわりに感謝やな。
 先生には感謝せんでもええけどな。」

このあたりで、ふっと表情が和らいできたら、しめたもの。

そうして一週間ほどたって、「最近どない?」ってきいたときに、
「何かようわからんけど、親とか周りのことが、ありがたいと思えるようになってきた。」
とか言うてくれたら、もうその子は大丈夫。間違いなく上手くゆく。

そこまで上手くいかない生徒も、たまにいますから、他にもいろんな手を使いますけれどね。

でも、これを親御さんがやっても、たぶん上手くいきません。
少しは感謝している、うるさい塾長が、「俺にはいらんから、親に感謝や。」と言うところに、うまくいく秘訣が隠されているように思います。