中学受験当日の朝、校門の近くで受験生を待っていると、お父さんお母さんに連れられて、受験生がやってきます。
寒い朝が多いですから、どうしても全体的に元気がない。うつむき加減で緊張の面持ち。
中にはプレッシャーで押しつぶされそうな、半べそに近い顔も。

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「この子たちがみんな、ベストを尽くせますように!」と念じながら、待っていると、向こうから「せんせー!」って満面に笑みを浮かべて走ってくるやつがいる。ちょっと場違いで恥ずかしいけれど、うちの生徒。
「おいおい、今日何の日かわかってる?」なんて、思わず口にしながら、内心では大喜び。

そうなんです。この「笑顔」があったときは、必ず合格。

要は心の余裕が違うんですね。実力はさまざまですが、心では圧倒的に勝っている。

あと数点で医学部前期試験に落ちた高3生もそうでした。落ちたあとも、僕がちょっかいをかけると、満面の笑みをたたえていました。そして、普通はなかなかありえない、同じ大学の医学部に後期試験で合格。

二つ例としてあげましたが、例を挙げればきりがないほど、合格する生徒は、試験直前でも笑顔です。
真剣な顔をして、集中して自分の課題に取り組んでいても、帰りがけに冗談をいうと、屈託のない笑顔。

そういえば、模試の結果が悪くて、塾に来るなりぽろぽろ涙を流していた生徒も、僕の指導に半べそをかいていた生徒も、最後は笑顔、見事に合格。

僕はそんな「笑顔」をたくさん見たくて、こうして塾を続けているのかもしれません。